明治初頭の日本に野球を伝え、2003年に野球殿堂入りしたホーレス・ウィルソン(1843~1927)の功績をしのぶため、米大リーグの吉田正尚選手(31、レッドソックス)が米メーン州のウィルソンの生家を訪ねた。吉田選手は「(日米の野球の伝統が)次の世代へとつながっていく」ことの重みを感じたと語った。
吉田選手は、1843年にウィルソンが生まれた家に今も住む親族アビゲール・サンボーンさん(71)に迎えられ、説明を受けた。「スポーツを通じて世界とつながることはすごくいいことだ」と改めて感じたという。
その後、州内のポートランドで開かれたイベントでは、元近鉄のラルフ・ブライアントさん(63)と対談し、それぞれが日米の野球にどう適応したかを語り合った。
ブライアントさんはイベント…