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日本に野球を伝えたホーレス・ウィルソンの親族アビゲール・サンボーンさん(右)に迎えられたレッドソックスの吉田正尚選手=2025年2月2日、米メーン州ゴーラム、青山直篤撮影
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 明治初頭の日本に野球を伝え、2003年に野球殿堂入りしたホーレス・ウィルソン(1843~1927)の功績をしのぶため、米大リーグの吉田正尚選手(31、レッドソックス)が米メーン州のウィルソンの生家を訪ねた。吉田選手は「(日米の野球の伝統が)次の世代へとつながっていく」ことの重みを感じたと語った。

 吉田選手は、1843年にウィルソンが生まれた家に今も住む親族アビゲール・サンボーンさん(71)に迎えられ、説明を受けた。「スポーツを通じて世界とつながることはすごくいいことだ」と改めて感じたという。

 その後、州内のポートランドで開かれたイベントでは、元近鉄のラルフ・ブライアントさん(63)と対談し、それぞれが日米の野球にどう適応したかを語り合った。

 ブライアントさんはイベント…

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